書籍JANコード猿人ヘルプ

書籍JANコード猿人は、ブラウザのみで書籍JANコードと書籍スリップを作成するWeb アプリケーションです。(このページはヘルプページです。アプリケーションのページはhttps://www.tamacom.com/engine/jan/です)

本ページでは書籍JANコード猿人の全機能の使い方を説明します。本ページで解決しない場合は、 までお問い合わせください。 また不具合にお気付きの場合や、新規機能のご要望などもご連絡をいただけると幸いです。

ヘルプはこの1ページのみです。書籍JANコード猿人内の各ヘルプは本ページ内の該当箇所を指しています。ブラウザのページ内検索機能を用いてヘルプ全体を検索できます。

もくじ

概要

ここではシステムの概要と簡単な使い方を説明します。

出力するもの

書籍JANコード猿人は書籍JANコードと書籍スリップを出力します。出力には高品質なフリーフォントを使用します。

書籍JANコード
書籍JANコードは書籍カバー等に張り付けて使用します。

書籍スリップ
書籍スリップは書籍に挟んで使用します。 「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊)の「注文スリップ標準仕様事例図」に準拠しています。

画面の構成

画面構成要素の説明

上から順に説明します。

出力手順

次の手順で書籍JANコードまたは書籍スリップを出力します。 1 から 3 までは順不同です

  1. 出力種別(書籍JANコードまたは書籍スリップ)を選択します
  2. 書誌情報タブを選択して、書誌情報を入力します
  3. 必要であれば出力形式タブを選択して、出力上の細かな指定を行います
  4. 出力する ボタンを選択します
2. の書誌情報の入力が面倒な方は、メニューの「データ取込」でサンプルデータをロードできます。お試し出力の際にご利用ください。

出力ファイル

ファイルの書き込み先はブラウザに依存します。通常は「ダウンロード」または「Downloads」という名前のフォルダに書き込まれますが、たいていのブラウザでは変更できます。

出力ファイル名の形式は次のとおりです。日本国内の書籍で一意の名前なので、そのままセーブしても他の書籍のデータを上書きすることはありません。

出力ファイル名の形式
書籍JANコード

jan-<出版者記号><書名記号>.<フォーマット種別> (例: jan-99036174.pdf)

書籍スリップ

slip-<出版者記号><書名記号>.<フォーマット種別> (例: slip-99036174.pdf)

フォーマット種別は eps または pdf です。

すでに同じ名前のファイルがある場合は、ファイル名に (1)、 (2)、...(Chrome, Opera, Firefox)または -1、-2、...(Safari)というように番号が付加されることがあります。これはファイルの上書きを避けるためにブラウザが独自に行なっていることです。

メニュー

出力」以外のすべての機能を呼び出します。

大きな画面ではメニューは横一列に並びます。小さな画面ではアイコンのみの表示となり、アイコンを選択するとメニューが縦に開きます。再度アイコンを選択すると閉じます。

ファイル

入力フォーム中のデータをファイルに保存したり、読み込んだりします。入力フォームの初期化も行います。これらの処理はアカウントの有無とは無関係にご利用になれます。 ファイルは書籍JANコードと書籍スリップで共通に使用します。

ファイルのフォーマットは XML です。これは広く使われているフォーマットで、様々なツール(データベース、エディタ、ライブラリ)でサポートされております。

新規

入力フォームを初期化します。

開く

ファイルの内容を入力フォームに読み込みます。ファイルは「ファイル/保存」で作成したものでなくてはなりません。

保存

書誌情報と出力形式をファイルに保存します。

ファイルの書き込み先はブラウザに依存します。通常は「ダウンロード」または「Downloads」という名前のフォルダに書き込まれますが、たいていのブラウザでは変更できます。

ファイル名の形式は次のとおりです。数字部分は常に8桁です。

保存ファイル名 <出版者記号><書名記号>.xml (例: 99036174.xml)

すでに同じ名前のファイルがある場合は、ファイル名に (1)、 (2)、...(Chrome, Opera, Firefox)または -1、-2、...(Safari)というように番号が付加されることがあります。これはファイルの上書きを避けるためにブラウザが独自に行なっていることです。

データ取込

外部データベースから書誌情報を取り込みます。

サンプル取込

弊社の出版物の書誌情報を例として取り込みます。ちょっとした出力テストをしたいときなどにご利用ください。

openBDより取込

openBD のデータベースから書誌情報を取り込みます。すでに刊行済みの書籍のデータを参照するときにご利用ください。すべての書誌情報が取得できるとは限りません。

openBDとは openBDは、株式会社カーリルと版元ドットコムが運営する書誌情報提供サービスです。

設定

ブラウザ単位に消費税の表示方法や電話番号、FAX番号などを設定します。

電話番号、FAX番号を指定すると書籍スリップの売り上げカードに印刷されます。消費税と端数の処理を指定すると定価がそれに従って計算されます。

何も指定しないとデフォルトが使用されます。デフォルトは次のとおりです。

現在のところ、設定内容が影響するのは書籍スリップだけです。書籍JANコードには影響がありません。

設定した値は、書誌ファイルではなくブラウザのローカルストレージに保存されます。複数のブラウザを使用する場合は、各ブラウザに設定する必要があります。

お知らせ

管理人よりお知らせがあるときに使用します。普段は管理人のメールアドレスが書いてあるだけです。

各項目の説明

ここでは入力フォーム中の各項目について説明します。

出力種別

出力種別を「書籍JANコード」「書籍スリップ」から選択します。デフォルトは「書籍JANコード」です。

フォーマット

フォーマットを「PDF(ベクタ画像)」「EPS(ベクタ画像)」から選択します。デフォルトは「PDF(ベクタ画像)」です。

書誌情報

書誌情報を入力します。* のついたものは必須項目です。「ファイル/保存」の保存対象です。

出版者記号

出版者に割り当てられた一意の記号です。詳しくは「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) をご覧ください。

書名記号

出版者ごとに書籍に割り当てる一意の記号です。詳しくは「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) をご覧ください。

販売対象

一桁の数値で想定する読者を表します。 詳しくは「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) をご覧ください。

発行形態

一桁の数値で「新書」「絵本」など書籍の形態を表します。 詳しくは「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) をご覧ください。

内容

書籍の分類コードです。詳しくは「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) をご覧ください。

書名

基本的に書籍スリップにのみ使われるので、書籍JANコードの出力には不要です。ただし書籍JANコードのトンボ中にも印刷されるので、入力しておくと便利です。

入力は次のルールにお従いください。

著者

書籍スリップにのみ使われるので、書籍JANコードの出力には不要です。著者欄に何も入力しないときは書籍スリップの著者は省略されます。代わりに発行所欄が大きくなります。

入力は次のルールにお従いください。

発行所

書籍スリップにのみ使われるので、書籍JANコードの出力には不要です。

発行所名が長くて枠に収まらない時は著者を省略すると発行所欄が広がります。詳しくは著者を参照してください。

入力は次のルールにお従いください。

出力形式

出力上の詳細なオプションを指定します。何も指定しない場合はデフォルト値が使われます。「ファイル/保存」の保存対象です。

「バーコード」でくくられた項目は、書籍JANコード作成のみに影響します。「スリップ」でくくられた項目は、書籍スリップ作成のみに影響します。どちらにもくくられていない項目は両方に影響します。

トンボ種別

トンボ種別を「なし」「トンボ(小)」「トンボ(大)」から選択します。デフォルトは「トンボ(大)」です。

書籍綴じ方向

書籍の綴じ方向を「左綴じ」「右綴じ」から選択します。デフォルトは「右綴じ」です。書籍の綴じ方向とは、本の表紙をおもてにして、綴じ部分が左にあれば「左綴じ」右にあれば「右綴じ」となります。

テキスト情報表示

バーコードに付随するテキスト情報の表示位置を「なし」「バーコードの下」「バーコードの横」から選択します。デフォルトは「バーコードの横」です。付随するテキスト情報とは、日本図書コード、定価、発行所のことです。

バーコード定価表示

書籍JANコードの定価の表示形式を選択します。

(2021年4月より総額表示義務免除の特例が終了しましたので、総額表示の選択肢を追加しました)

発行所表示

書籍JANコードに発行所を表示するかどうかを「なし」「あり」から選択します。デフォルトは「なし」です。表示内容はスリップの発行所と同じです。

スリップ幅

スリップ幅を「45mm」「50mm」から選択します。デフォルトは「50mm」です。

「ISBNコード/日本図書コード/書籍JANコード利用の手引き 2010年版」(日本図書コード管理センター刊) に記載された「補充注文カード」の標準仕様に従うには「50mm」を選択します。「45mm」では標準仕様の定めるバーコード上下5mm の余白を確保できません。

ボウズ幅

ボウズ幅を「15mm」「17mm」から選択します。デフォルトは「17mm」です。

他の幅が必要な場合は管理人までご連絡ください。

スリップ定価表示

書籍スリップの定価の表示形式を選択します。

ボウズ定価表示

書籍スリップのボウズの定価の表示形式を選択します。

特殊設定

書籍スリップの特殊設定を選択します。「地方・小出版流通センター向け」を選択すると以下のものが追加されます。

注意事項

以下の内容についてご了承ください。

運用の停止

メインテナンスのため、平日の深夜(22時以降)および日曜日(終日)にシステムを停止する場合がございますので、ご了承ください。作業が終了し次第システムを再開いたします。

無保証

書籍JANコード猿人の動作は無保証です。弊社はこのサービスが有用であるように努めておりますが、本システムの完全性についていかなる保証も致し兼ねます。本サービスの利用及び利用できないことによる損害が発生しても、運営者である有限会社多摩通信社はその責任を負いません。

更新履歴

書籍JANコード猿人の更新の記録です。

2023年

2023年11月1日
課金制を終了し、無料開放いたしました。

2021年

2021年6月1日
総額表示義務免除の特例が終了しましたので、「出力形式/バーコード定価表示」に総額表示の選択肢を追加しました。
2021年5月30日
WebAPI 機能を追加しました。

2018年

2018年1月4日
利用料を値下げしました。

2017年

2017年9月5日
都度課金の確認画面で、生成された出力イメージを確認できるようにしました。お支払いの前にご確認をお願いします。
2017年8月18日
地方・小出版流通センター向けスリップ作成機能を追加しました。
「出力形式」の「特殊設定」で「地方・小出版流通センター向け」を選択すると、スリップに地方・小出版流通センターのロゴと「注文制」の注意書きが追加されます。
2017年7月23日
書籍JANコード猿人をリリースしました。